さわやかな朝
久しぶりに気分がいい日。
朝のうちは晴れていても涼しいのは久しぶりで、夏の山の青さを眺める。青空と白い雲に映えて緑がかった青い山が存在感を放つ。
忙がしさに眺めることを忘れていたけど、変わらずそこにあったんだなぁ。
少し肌寒くなれば雪をまとう山は今はまだ青い。
涼しくなりつつある季節がこのまま続けばいいなと思いながら、坂を下ると海が見えてくる。そこにもまた山があって島があって海に交わっている。どこまでも続く空の水色。
9時近くになると少し暑くなって、帽子をまぶかにかぶり直す。
今年の運動会は全校での競技が行われた。暑さをしのぐために午前中で競技の数がしぼられてはいたけど、高学年対抗のリレーは盛り上がったなぁ。競技が少ない分、注目度が高く、花道を走る舞台としては最高だったんじゃないかと思う。
家に帰り、仕事の合間の休憩時間にテレビをつけると、賛否両論の笠原さんの「おかず道場」が始まった。
いつも休憩時間には朝ドラの録画を見るのだけれど、なんとなく今日はテレビを見て。
不思議と笠原さんの出るときに当たる確率が高い。料理家として一流なのに、合間にこ気味いい返しを差し込んで、テンポをくずさすムダなく料理が出来上がっていて、賛否両論といいながら、絶対に美味しそう、疑う余地なしの仕上がりに、味を想像して満足してしまう。
旬を感じて、つくって満足したときのような気分。
この頃はこういう時々出会うくらいのちょっと好きがちょうどいい。推しって言うほどの熱狂的ではなくて、見つけたらうれしいくらいがいい。
料理家なのにどうやってあんなクスッと笑える言葉をその場で思いついて差し込めるのか、尊敬する。
そこまで言っておいて、笠原さんが出る日を調べようとしないくらいのユルさを楽しむ。秋の味覚がまた多く出始めたらまた観られるかな?
と考えながら今日の夕ごはんは…
さつまいもの甘露煮と、とりもも肉の揚げ焼きと、じゃがいも玉ねぎのみそ汁、作りおきのきんぴらごぼう。
エリンギじゃないんか~い。